健康栄養学科で開講されている専門科目

栄養士養成のために開講されている科目は、生体科学、栄養科学、食品科学、食の実践学、健康科学の5つの分野から構成されています。次にいくつかの開講科目の説明およびそのイメージ像・実習風景を記してあります。画像をクリックしていただくとより大きな鮮明画像に変えることが出来ます。


生体科学  
 生化学  
 

科目の説明: 生化学Iでは 生命を構成する基本単位である細胞の構造とその機能、生体の主要構成成分である炭水化物、タンパク質および脂質の構造と代謝について学んでゆく。

写真の説明: 生化学実験Iで、血清タンパク質を電気泳動法を用いて分析を行っている。

 人間病態学  
 

科目の説明: 近年、がん、心臓病、脳卒中、糖尿病等の生活習慣病が国民の健康問題の大きな課題となっています。これらの疾患の発症と進行を防ぐには、生活習慣の改善、なかでも食生活改善が重要であり、栄養指導に求められる知識や技能は高度化・専門化しています。この授業では、病気の仕組みと栄養との関わりについて、特に生活習慣病を中心にしてその理解が深まるような講義を行います。  

     
栄養科学  
 基礎栄養学  
 

科目の説明: ヒトは食物を摂取することにより生活・活動しています。しかし、この食物の内容や量を間違うと欠乏症や生活習慣病など健康を損なう原因となります。適切な食物の摂取は、健康の維持・増進だけでなく疾患の予防のためにも重要です。本科目では、栄養素の構造や機能を知り、それらの生体内代謝における役割を理解することにより、健康や疾病における栄養の役割を学びます。  

 

 実践栄養学  
 

科目の説明: 人生を栄養・食生活の視点から、それぞれのライフステージに分け、各ステージにおける身体状況とそれを考慮にいれた栄養・食物のとり方、与え方を具体的に学びます。また、人間の一生の食事のつながりを修得します。

 

 臨床栄養アセスメント  
 

科目の説明: 臨床栄養アセスメントでは、傷病者個々の病態や栄養状態を食事摂取量のみならず身体計測値(身体構成成分の評価)、臨床検査値、臨床症状などから総合的に評価・判定できること、そして専門性を発揮し、適切な栄養管理と個人対応の栄養治療を施行するための、栄養スクリーニング・栄養アセスメント・栄養ケアプラン・モニタリングなどの知識・技術修得に向けた授業を行っています。

 栄養教育論  
 

科目の説明: 個人の健康・栄養状態、食行動、食環境等に関する情報を収集・分析し、行動科学の理論などをふまえながら、対象に応じた栄養教育プログラムを作成・実施・評価するために必要な健康・栄養教育の理論と方法を修得します。さらに、ライフステージやライフスタイルに応じた栄養教育の方法を修得、これらを総合的にマネジメントする能力を涵養します。  

     
食品科学  
 基礎食品学実験  
 

科目の説明: 授業では、日本食品標準成分表に表示されている食品成分値 (タンパク質、脂肪や炭水化物の含有量) に対する分析方法を理解するために、食品成分の定性分析(ある成分の存在の有無)や定量分析(ある成分がどれだけ含まれるか)を中心に実験を行います。その際、それぞれの食品成分の化学的特徴や分析方法の原理も学びます。

写真の説明: 食品中のカルシウムの量について、化学反応を利用した方法で定量している様子です。

 食品の物性と機能  
 

科目の説明: 食品のおいしさは、食品の物性と深い関わりをもっている。たとえば、フグの刺身は、透けて見えるくらいの薄さで切ることが重要であり、歯でかみ切りやすくても、逆にかみ切りにくくても物足りなく感じる。また、最近、経腸栄養といって口から食物を食べて腸を経由することの重要性がクローズアップされてきていることなどから、食物の形状などが胃や腸を通過する際に人間の健康を制御している可能性が出てきた。この講義では、食品の物性がおいしさのみならず、体内での物質の機能発現に関わっていることを論じる。

 

 

 
食の実践学  
 調理学実習  
 

科目の説明:  調理を学ぶには、健康・栄養・嗜好・食文化などを考えて時代にあった食事計画をできること、食品の特性を理解し、調理する時の食品の変化を科学的にとらえ、それを生かした調理ができるようになることが重要です。このため、調理学総論では調理の基礎となる考え方、日本・中国・西洋料理の特徴や基礎知識を、調理学各論では食品の調理性、調理操作における成分変化を科学的に理解する事を学びます。また、調理学実習ではこれらの知識を具体的に生かせるよう包丁の研ぎ方、使い方を始めとして様々な料理を実際に作りながら調理の技術や方法を身につけていきます。さらに、調理学実験では調理のプロセスで生じる様々な問題点を科学的に分析し、研究していくセンスを養います。

 

 給食経営管理実習  
 

科目の説明: 給食計画論・給食経営管理論・大量調理論の講義内容をもとに、集団給食に関する経営、管理、運営について実習します。栄養士をはじめ、給食業務に携わる人々の役割を体験し、給食運営に携わる各職種の仕事について理解を深めるとともに、円滑に給食業務を行うための能力を養います。

 

 
健康科学  
 健康管理論  
 

科目の説明: 医学は感染症をはじめ多くの疾病を克服してき、我が国は世界最高の長寿国となっているが、しかし、その長寿を真に幸せな後半生とするためには、健康が大切な条件である。 現代において多くの疾病の危険因子は、それぞれのライフスタイルの中にある。 したがって、人間が生まれ、育ち、働き、そして老いていくそれぞれの段階に応じて、それにふさわしい健康に対する知識をもち健康な生活習慣を行っていくことが、個人の健康にとっても、また、集団の健康にとっても非常に重要である。 そこで、個人の健康管理はもとより、集団の健康水準の向上を図る活動(健康管理、保健活動)の考え方と意義について理解を深める。

 

 

 地域保健実習  
 

科目の説明: 地域集団の栄養・食生活に関する計画策定についてのプロセスを実習します。対象地域を設定し、地域のアセスメント、アセスメントをふまえた目標設定等の実施計画および評価についての具体的な知識とスキルの習得を目的とします。

 

 こころと身体活動  
 

科目の説明: 健康づくりには、運動・栄養・休養が包括的に関係します。特にその「運動=身体活動」について、生理学的・心理学的に解説し実践を通して学ぶことにより、「こころ」の変化と、運動の重要性及び効果を体感します。また、生活や健康に役立つ体力とは何かを積極的に考え、自らの身体を振り返り見つめなおし、身近で誰もが楽しめるエアロビックエクササイズを含めたプログラムの実施により、正しい「身体」と相関する「こころ」を習得させ、生涯を通じて運動を楽しめる能力を育成します。また、2006年4月に改正された介護保健法についての解説と介護予防における運動を加えます。

 

07/18/2007